世界のカンパンから

いままでの経験とか感じたこととか

本は如何にして私を変えしか。

私は読書が好きだ。読む冊数は年間50冊ほどで読む人からすると多くはないかもしれないが、小説、実用書、自己啓発本などジャンル関係なく自分が興味を持ったものを乱読している。

本を読むと感じるのが、その本の内容を自分は吸収し切れていないというもどかしさだ。本の内容を100%吸収するのは無理だが、なるべく読んだ本を自分の糧にしたいと思う私が、どうしたら本を読んで自分を変えることができるかを話してみたいと思う。

 

1.読んだ内容をアウトプットしてみる。

これは読んだ本の内容を自分の糧にする最も基本的で大切なことだと思う。

水野先生著の『夢をかなえるゾウ』はご存じだろうか。芸能人が来るようなお金持ちのパーティーに参加した主人公が自分の生きる世界との違いに惨めさを感じ、インドで買ったガネーシャの置物に酔っぱらいながら人生を変えたいと嘆くことから始まる自己啓発系小説だ。なんともユニークな神様ガネーシャが一日ひとつ出す課題を実践していくだけで、人生を変えることができるという内容だ。読んでない人はぜひ読んでみてほしい。自己啓発書が好きな人は好きなはずだ。

その本の最初の課題は「靴を磨く」ということなのだが、私はこの課題を実践してみた。家にある靴磨きの道具を用意し、いざ始めようと思った時はたと手が止まった。

 

どの道具をどの順番で使うのかが分からないのだ。

 

簡単だと思っていた靴磨きだが、まずはどのように靴磨きをするのかをネットで調べることから始めた。読んだだけでは簡単そうに思えることが実際にやろうとするとこんなにもできないことかと実感した。

 

読んでそんなの簡単だよと思うことを実践してみてほしい。いざやろうとするととても大変で、自分の知らないことが多いことに気づくと思う。

 

2.続けること

自己啓発本を読んだ直後はやる気に満ち溢れている。私はとても影響されやすいため、こうすればこんないいことがあると聞くとすぐにそれに飛びついて実践し始める。でも、哀しいかな、続かないのだ。

本を読んだって自分は何も変わらない。新しい考え方を手に入れてもそれが自分自身の能力や自分の環境を変えることはない。自分を変えるのは継続した行動、つまり習慣が自分を変えるのだ。

 

『ゼロ秒思考』という本がある。この本は1日10枚A4用紙に自分の考えを書くだけで頭がよくなるという趣旨だ。とても影響されやすい私は早速実践してみた。変化を実感するという1か月後が早く来ないかと願いながらコピー用紙に自分の気持ちを日々書き連ねていた。

 

2週間ぐらいは。

 

私は続けることができなかったのだ。人はそんなに意志が強い生き物ではない。毎日続ければ1か月後にこうなっていますよと言われても、1か月の間には色んなことがある。

新しくやってみたいこともあれば、見たいYouTubeもあるし、疲れて寝ちゃえと思うときもある。1か月続けることは大変だ。

しかし、続けることができなかった最も大きな原因は変化を実感できなかったことである。2週間経っても仕事の成果はそんなに変わっていないし、頭の回転も速くなった気はしない。結果がなかなか実感できないことが続けられなかった一つの原因だと思っている。

 

3.続けるために必要なのは成功体験

 今まで自分は本を読んでもちっとも自分を変えられなかったエピソードを書いてきたが、そんな私でも自分の人生に大きな影響を与えたと思う本がある。

こんまり先生の『人生がときめく片付けの魔法』と藤沢所長の『ぼくは愛を証明しようと思う』の2冊である。

この2冊の本に共通していることは

 

「実践したことの成果を強く実感した」

 

ことである。

人間、それが自分に大きな良い変化をもたらすと実感すると続けることができるのだ。

新しく始めることは勇気がいる。でも、新しく始めて成果が出れば続けることができる。前述した続けるためには成功体験を通じて自分が新しく始めたことが意味があると思うまで続けることが大切だと思う。

 

 

 

皆さんも是非とも本を読んでそれを自分の糧にしたいと思ったら、

1.実践する

2 .続ける

3.成功体験をする

 

この三つを意識するといいかもしれない。

 

 

夢をかなえるゾウ文庫版

夢をかなえるゾウ文庫版

 

 

 

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 

 

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。